馬主になるには
馬主とは
「馬主」とは、広い意味では馬を所有する人全般を
指す言葉です。
こちらでは競走馬のオーナーである個人・法人・組合について触れます。
競走馬のオーナーとは、日本中央競馬会(JRA)や地方競馬全国協会(NAR)などの登録を受け、所有馬を出走させることのできる有資格者のことです。
馬主資格を取得した方だけが「馬主」となることが出来るのです。
平成7年には7839人の地方競馬の馬主様が登録されておられましたが、年々減少しており平成28年現在4530人の登録数となっています。
そのため今では競走馬が比較的手に入れやすい金額で取引されています。
馬主になるには今がチャンスです!
馬主になるには
馬主という言葉を聞くと敷居が高いイメージをもたれる方も多いかもしれませんが、 中央競馬に比べ、 地方競馬では馬主資格取得の基準も低く、サラリーマンでも馬主になることが不可能ではありません。
馬主になるためには「馬主資格」が必要となります。
地方競馬の馬主には個人、法人、組合の3種類があります。
(1)個人馬主
-
年間の所得金額が原則500万円以上であること。
※ただし、300万円以上500万円未満の場合でも、金融資産(預貯金、株等)の残高等の状況により登録できる場合があります。
※60歳以上の年金受給者(または年金受給資格者)の方は、所得の金額にかかわらず、金融資産(預貯金、株等)の残高等の状況により登録できる場合があります。
(2)法人馬主
-
払込済資本金又は履行済出資の総額が300万円以上であること。
-
直近2か年の決算が連続して赤字となっていないこと。
-
直近の決算において債務超過となっていないこと。
-
法人の代表者の年間の所得金額が、(1)個人の経済的要件を満たしていること。
(3)組合の馬主
-
組合名義で300万円以上の定期預金があること。
-
組合員各々の年間所得が300万円以上であること。
-
上記取得条件に加え、登録欠格事由があります。詳細は馬主申請Q&Aをご確認ください。
馬主資格取得までの流れ
上記の登録条件が揃っていることを確認の上、必要書類を揃えて申請となります。
必要な書類
地方競馬の馬主になるには以下の書類が必要となります。
・馬主登録申請書
・印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)
・念書(乙)
・戸籍謄本(3ヶ月以内のもの)
・経歴書
・所得証明
・身分証明書(本籍地の市区町村役場で発行したもの)
・所得税確定申告書の写し
・住民票(世帯全員)
※申請してから登録されるまでの標準な期間は、概ね5か月程度となっています。
※馬主登録後に登録料として1万円が必要です。
馬主になるメリット
馬主になるとさまざまなメリットの恩恵を受けることができます。
馬主の種類によって異なりますが、主なメリットとしては以下があります。
1.命名権
愛馬の名前を自分で決めることができます。
※既に登録のある名前や著名人や営利目的で商品名を冠したものなどは登録できない等の様々な規定があります。
2.馬主席やトレーニングセンターへの入場
競走馬の調教を行なうトレーニングセンターや、馬主席に入場することができます。
3.愛馬のレース出走
愛馬をレースに出走させることができます。
4.賞金の獲得
愛馬がレースに出走して5位以内に入ることが出来れば順位に応じた賞金を獲得する事が出来ます。
出走手当を受け取ることができます。
5.表彰式(口取り)の参加
愛馬が出走したレースで優勝した場合には、表彰式での口取りに参加することができます。
6.一定の条件を満たす場合には所得の控除になるケースがあります。